仕上げ磨きテクニック!
2019/12/16
お子さんがひとりで上手に歯を磨けるようになるまでは、保護者の方の仕上げ磨きが必要です。ただし、あせりや無理強いは禁物!ゆっくり毎日の習慣にしていきましょう。
1、歯ブラシは? ヘッドが小さめで 奥歯まで磨けるコンパクトなものを! 2、鉛筆と同じ持ち方で、軽く握る! 力任せにゴシゴシやっても歯垢は落ちません。軽く握ってシャカシャカと磨き、指先で細かい動きをコントロール! 3、唇を無理に押し広げない! 歯ブラシがうまく当たらなくて、ついついグイッと押し上げていませんか?押し方がキツイと子供は痛くて嫌がり、仕上げ磨きそのものがいやになってしまいます。そっと押し上げて、歯ブラシの当たり具合を見ながら磨きましょう。 4、磨く順番もポイント 前歯の近くは敏感なので、触られるのを嫌がる子供も多くいます。感覚の鈍い下の奥歯、上の奥歯、下の前歯、上の前歯の順に磨くと抵抗が少ないかも。 5、頭をひざに乗せて安定させて! 口の中がよく見えて磨きやすいのは姿勢。頭をひざに乗せて安定させると両手が使えるので便利! |
●仕上げ磨きここがカンジン!!
犬歯 |
歯ブラシを縦にして、両側の隅や歯ぐきとのさかい目を丁寧に! |
カーブに沿って歯ブラシを当て、毛先で汚れを掻き出す様に! |
犬歯は、表面がカーブしていて、両サイドのスミや歯ぐきとの境目に汚れが残りやすいので、歯ブラシを縦に向けて動かし、スミや境目に注意して磨きましょう。 |
前歯 |
前歯で汚れやすいのは、歯と歯ぐきの境目や、歯と歯の間です。汚れが残りやすい裏側は、歯ブラシを縦にして磨くと良いでしょう。 |
上の前歯の表側は、唇をそっと押し上げて磨くのがコツ。 歯ぐきに強く押し当てないように注意。歯ブラシを直角に当てて、左右に細かく動かします。 |
奥歯 |
くぼみや歯と歯の間、舌や頬に接している面に汚れが残りやすいので、一番むし歯になりやすい歯です。歯ブラシをきちんと当てるには、歯ブラシと同じ方向に指を入れ、頬の内側を持ち上げると奥まで見えて磨きやすくなります。子供の顎を包み込むようにするのがコツです。 |
歯ブラシを前後に細かく動かす。生え始めの低い歯の時は、ブラシを横から入れると良いでしょう。 |
歯ブラシの角度を45度くらいにすると、歯と歯ぐきの境目もみがけます |
デンタルフロス |
歯と歯にすき間がない場合はデンタルフロスを利用するのも1つの方法。2歳半までは歯ブラシだけで磨いたほうがよいでしょう。 子供にはホルダー付が適しています。使い捨てタイプが便利! |
歯ブラシでは取れないすき間の汚れに効果があります。ゆっくりゆすりながら歯間に入れて、両方の歯の側面をこするようにうごかしてください。 |
★プロケアが不可欠!
むし歯予防には、家庭での歯磨きなど(ホームケア)の他に、定期的な歯科医院でのチェックとメンテナンス(プロケア)が欠かせません。