筋機能矯正治療
2019/12/16
目的 | ||
舌と唇の機能によって歯の位置が決まり、顔面成長は正常な機能と呼吸法によって達成されることから、舌癖・口呼吸による口腔周囲筋の悪習慣改善とそれに伴う歯列不正の改善を目的として治療します。 | ||
機能説明 | ||
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特徴と利点 | ||
Functional Appliance(機能的矯正)と呼ばれ、特殊な取り外しのできる装置を使った成長、発育を利用した矯正治療システムです。噛む力や、舌の力などが装置を通じて歯と顎に働きかけ、歯だけが傾いていくのと違い、骨格のずれを含めて口唇、舌などの悪習慣も改善することが特徴です。 その他にも、 (ア)前歯が4本生えそろう7~8歳頃から使用可能である (イ)自分で取り外しができるので虫歯になりにくく、いつでもやめられる (ウ)矯正のための抜歯が避けられる可能性がある (エ)咀嚼パターンが安定し顎関節にも優しい など従来の矯正装置と異なる多くの利点があります。 |
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使用方法 | ||
毎日、日中1時間と就寝時に装着するだけです。
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使用上の注意 | ||
(ア)装置を強く噛まないこと (イ)唇を合わせて口を閉じ、鼻で呼吸すること (ウ)舌先を常にタンタグの位置に置くこと (エ)最低6~12ヶ月使用すること (オ)夜間の使用が困難な場合は、日中の使用時間をできるだけ長くすること |
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欠点 | ||
自分で取り外しが可能なので本人の協力がなければ効果は期待できません。
これまでは歯に装置を付け針金で動かすしか方法がなかった症例でも、このシステムを使う事でかなり不正咬合の改善が期待され、プレ矯正システムとして有効ですし、口呼吸・舌突出などの舌癖・指しゃぶり等の悪習慣も解消されます。 |