アゴずれって何?
2019/12/16
「アゴずれ」が原因で、骨格がゆがみ、全身の不調をも引き起こすことがあります。
頭痛、肩コリ、腰痛といった人を悩ませる慢性的な痛み・疲労・身体のゆがみなどは、さまざまな原因が考えられます。
ではなぜ痛みや疲れが取れないのか、なぜゆがみが生じるのか、それら大元の原因がわからないため、完治させるのが難しいと思われてきました。
ところがそのヒントは、意外にも「下アゴ」にあったのです。
実は下アゴは、1kgもあるのです。
一般的にはあまり知られていませんが、下アゴの重さはなんと1kgもあります。
腕が身体にぶらさがっているのと同様に下アゴは頭蓋骨にぶら下がって、身体のバランサーとなっています。
ところが食生活習慣や態癖などの原因で下アゴがずれると、重力があるため、直立二足歩行の人間は無意識に頭位軸を傾斜させ、身体をねじってバランスをとろうとします。
このことが全身に「ゆがみ」を生じさせ、痛みや原因不明の不調を招くのです。
さらに下アゴは頚椎(首の骨)の配列にも深く関係しています。
特にアゴずれによる首すじのコリは、単なる不快症状にとどまらず、脳内血流量の低下(頭に血がいかない)を引き起こし、脳に大きく影響します。
そのためアゴずれ治療は脳の免疫系、前頭連合野の改善にも役立つと考えられ、すでに立証されています。
アゴずれの原因 |
食生活習慣(片咬み 等)、態癖(頬杖、うつぶせ寝、食事時のテレビの位置 等)、不正咬合、虫歯の放置、歯周病、親知らず、交通事故、大臼歯の形態異常(進化の過程?)など |